トリマー歴16年の私がやっと気づいた、“嫌がる理由”の正体
「共に愛犬を育む」トリミングサロン
大阪府泉大津市にあるとりみんぐ処haloの代表、米良です。

長年トリマーとして
たくさんのわんこたちと出会ってきました。
その中には、
小さく身をかがめていたり、
震えていたり
時には噛んでしまう子もいます。
正直なところ、最初の頃は
「トリミングって嫌われるもの」
「怖がるのは普通なんだ」
と思っていたんです。
でも、それって本当に
当たり前のことなのでしょうか?
私は、わんこに好かれるトリマー
になりたくてこの仕事を始めました。
大好きなわんこたちをきれいに整えて、
気持ちよくお返しする。
そんな素敵なお仕事だと信じていました。
でも、実際には多くのわんこたちが
トリミングを
「怖いもの」
「不安なもの」
と感じてしまっているのが現実です。
それは、わんこたちにとって
「意味がわからないこと」
だから。
突然触られたり、
じっとしていなきゃいけなかったり…。
わんこは我慢して、サインを出して、
それでも気づいてもらえず作業が進んでいく。
そんな経験を繰り返すうちに、
どんどんトリミングが
「怖いもの」
になってしまうのです。
「本当に必要なケアってなんだろう?」
と、改めて考えました。
それはきれいに整えることだけじゃない。
その子の性格や生活環境
苦手なこと・得意なことを理解したうえで、
できるだけストレスを少なく
快適に過ごしてもらうこと。
そのために私は、行動学を学び
嫌がらない方法や触り方を工夫していきました。
わんこがなるべく楽しくトリミングに来られるように、
「嫌いにならないためのケア」
を提供したいと考えたのです。
「嫌がらずにずっと通ってほしい」
「毎回ブルブル震えてトリミング台に乗れない」
そんなお悩みをお持ちの飼い主様にも
安心していただける場所でありたいと思っています。
もし、あなたの愛犬が
トリミングに行きたがらない。
しっぽを下げている。
足を触るとビクッとする。
ドライヤーの音に吠える。
ブラシを見ると唸る。
そんなサインを見せていたとしたら
それは「助けて」の声かもしれません。
お家でのケアは万全?
実はわんこにとって
「イヤな経験」
になってしまっていることもあります。
たとえば…
足を拭くときにグッと押さえつけてしまっていませんか?
シャンプーで急に顔にお湯がかかってしまったりしていませんか?
ドライヤーを怖がっているのに音に慣れさせようと無理に当てていませんか?
わんこは「やめて!」とは言えません。
けれど、態度や仕草で必死にサインを出してくれています。
大切なのは、
「しつけること」
ではなく
「理解すること」
今、少しでも気になるサインがあるなら
一緒に考えていきませんか?
わんこも、飼い主さんも、
もっと笑顔で過ごせる毎日になるように。
そのお手伝いができたら、嬉しいです。
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