お家でのお手入れって実は“危険”!?
「共に愛犬を育む」トリミングサロン
大阪府泉大津市にあるとりみんぐ処haloの代表、米良です。

先日、飼い主さん向けに「お手入れセミナー」を開催しました。
ブラシの種類や持ち方、正しい使い方をレクチャーしながら、
日頃のお悩みにもお答えするセミナーです。
その中で、ある飼い主さんのこんなお話がありました。
「お手入れは大切。ちゃんとやらなきゃ」
そう思って頑張ってきたけれど、
わんこはどんどんブラシを嫌がるようになってしまったんです。
わんこは本当に触られるのが好き?
「犬って撫でられるのが好きでしょ?」
実は、必ずしもそうではありません。
どこを触っても嬉しそうにする子もいれば、
顔や足元など“触られるのが苦手”な場所がある子も多いのです。
特にブラッシングのときは、体を抑えられて、苦手な場所にブラシがあたる…。
そんな状況では、わんこが不快に感じて当然です。
「やらなきゃ」が生む、すれ違い
今回のセミナーに来られた飼い主さんは、ネットでたくさんの情報を調べていました。
「ブラシをしなければ病気になる」
「毛玉は寿命を縮める」
そんな言葉に不安になり、お仕事や育児の合間をぬって、頑張ってお手入れを続けてきたそうです。
でも、その“頑張り”が逆にわんこを追い込んでいたのです。
・ブラシの正しい使い方がわからない
・もつれを無意識に引っ張っていた
・疲れや焦りから、つい強引に進めてしまった
そんな毎日が続き、
「ブラシを見ただけで逃げる」
「うなる」
そんな行動に変わっていったそうです。
関係が悪くなる前にできる2つのステップ
では、どうすれば良いのでしょうか?
大切なのは、今の状況を“ゼロ”に戻すことです。
1.まずはプロに相談する
おうちでのお手入れが負担になっているなら、
なるべくお手入れが必要ないスタイルにカットしてもらいましょう。
そのうえで、トリミングの頻度を上げるのも選択肢の一つです。
家で無理してお手入れをするより、
負担の少ない状態を維持することが
わんこにとっても飼い主さんにとってもやさしいのです。
「もつれはといておいてください」ではなく、
「もつれている部分は切ってください」と伝えてください。
もつれをとる作業は、わんこにとって“痛み”そのものです。
2.お手入れの練習をする
そして、少しずつ練習を始めてみましょう。
ポイントは、「いきなりブラシを使わないこと」。
まずは**“触られることに慣れる”練習から**始めてみてください。
・優しく撫でる
・短時間で終わらせる
・ごほうびを使って「楽しい時間」にする
スッキリカットされて毛玉がないうちに、
「ブラシは痛くないよ」
「気持ちいいね」
という感覚をわんこに取り戻していくのが、第一歩です。
わんことの関係を守るお手入れを
お手入れは、わんこの健康や快適さのために欠かせないもの。
でもそれは、“関係性を壊してまで”やるものではありません。
「わんこのために」が、いつの間にか“わんこを苦しめていた”
そんなすれ違いが起こる前に、一度立ち止まってみてください。
楽しくて、心地よくて、信頼を育てる
そんなお手入れができるよう、私たちトリマーもお手伝いしています。
わんこが「お手入れって好きかも!」と思ってくれるように。
今できること、始めてみませんか?
1才未満の子犬限定で、お悩み相談を承っています。
ご褒美を使ったお手入れトレーニングも行っています。
ぜひご参加ください。
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