【優しいトリミング】その“優しさ”、伝わってますか?

「共に愛犬を育む」トリミングサロン

大阪府泉大津市にあるとりみんぐ処haloの代表、米良です。

「頑張ってー!」「あとちょっとだけよ!」

…これ、飼い主さんあるあるですよね。

トリミングやブラッシングのとき、ついわんこに声をかけて応援してませんか?


もちろん、それって愛情たっぷりの優しさなんです。
でもね、実は…

残念ながら、わんこには通じてないかもしれません。

なぜって?

そう、わんこは人間の言葉がわからないから!

でも、なんだか“伝わってる気がする”のも事実。
飼い主さんの表情や雰囲気を感じ取って、健気にじーっと我慢してる子、多いんです。


■「優しいお手入れします!」って、どうするの?

「よし!じゃあもっと優しくしてあげよう!」

そう思ってくれる飼い主さん、とっても素敵です✨
じゃあ、ここでクイズ!

Q:優しいトリミングって、具体的にどんなこと?

  • ふわっと力を抜いてブラッシングすること?
  • にこにこ笑顔で話しかけながらケアすること?

どれも素敵!だけど、実は「優しさ」は感情だけでは足りないのです。


■本当に大切なのは「優しさ」+「根拠」

わたしは「応用行動分析学(ABA)」という分野を学んでいます。


これは、動物の行動を科学的に理解するための学問

たとえば、
「なぜこの子は逃げようとするんだろう?」


「どうしてこのタイミングで怒ったり噛んだりするんだろう?」

そんな疑問にも、ちゃんと理由があるんです。
優しさだけで対応すると、逆にわんこを混乱させてしまうこともあるんですよ。


■「優しさ」はゴールじゃなくてスタートライン

わたしたちが“良かれと思って”やっていることが、
実はわんこにとっては「怖い」「痛い」「わからない」だった――
そんなこともよくある話。

だからこそ、
「やさしさ」+「知識」+「行動の観察」=本当に優しいトリミング
これが大切だと思っています。


■まとめ:優しさは“心”と“脳”のダブルケアで

「優しくしたい」その気持ちはとっても大切。
でも、もっと大事なのは「優しさがちゃんと伝わること」。

わんこの未来のために、
“やさしさ”を“見える形”にしていきませんか?

お手入れが「こわい時間」から「心地いい時間」に変わるように。
トリマーとして、そんなお手伝いができれば嬉しいです🐶✨

大阪 泉大津駅近くの古民家トリミングサロン 岸和田/和泉/貝塚/高石/忠岡/熊取