フリーターから動物病院勤務のトリマーへ編

ちょうどいいを一緒に考える。

とりみんぐ処haloの米良です。

人生には壁がいくつも存在しています。

その壁をどう乗り越えるのかはその時にならなければわかりません。

高さも横幅も違うかも知れませんね。

乗り越え方だって人それぞれ。

1人で登り切るのか、協力して登り切るのか。

ゆっくり準備しながら登るのか、走って登るのか。

もしかすると、その壁には抜け道や隙間もあるのかもしれません。

そんな私は今まさにお客さんがいないという大きな壁を感じているわけですが、過去の私も壁にぶつかっていました。

その当時の私の壁とは・・・・

「トリマーやめよかな・・・」

2回の就職に失敗している私は心が折れかけたばかりか、あろうことか環境や周りのせいにしてふてくされていたのです。

若い頃には誰しも登らなければならない壁なのかもしれませんが・・・。

さて、そんな私はトリミングに少し距離を置こうと考え、梅田にあるカラオケ店でバイトをし始めました。(学校はちゃんと通っています。)

アルバイトはとても楽しく、充実した毎日でしたが、私の心には何かしこりのようなものがずっとあったのです。

(学校を卒業したらどうしよう・・・このままトリマーをしたいのか?)

私ももう20歳を過ぎ、就職先を探さななければと内心は焦っていました。

しかし、バイトと学校の日々はどんどんと過ぎていき、無情にもその時はやってくるのです。

そう、A級ライセンスの試験。

これに合格すれば卒業です。

私はこの時、心に誓ってしまったのです。

合格しなければ、トリマーは諦めよう・・・。

試験では全く手を抜いたりはせず、私のできうる技術をぶつけました。

結果としては優秀技術賞まで頂くような良い結果となったのですが、とても複雑な心境だったのを覚えています。

合格しなければ諦められたのに・・・。

まさむねくん

けど、嬉しいな。

単純なやつです。

けれど私の中で何かが変わりました。

もう一度だけトリマーとしての就職に挑戦してみようと心に決めたのです。

「うーん・・・。どこに就職希望をしようか。ペット販売はもうしたくないから、今度は働いたことのない動物病院にしてみよう! 女性スタッフもたくさんいるからハーレムになるかもしれないし。」

当時はそこまで深くは考えていませんでしたが、動物病院のトリミングならばキレイなカットをすることだけが目的ではないのではと思ったのも理由の一つでした。

その就職先で出会ったのが、私のトリマー人生に大きな影響を与えてくれた先輩トリマーである藤本さん(現在は家族と子犬の学校cocoico代表)だったのです。

つづく。

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