子犬のファーストトリミングならhalo
みなさん、こんにちは!とりみんぐ処haloの代表、米良です。
最近、Amazonプライムでドラマの「JIN-仁-」にハマっています。2009年の放送当時も大好きでしたが、今改めて観ると、また違った感情が湧いてきます。
江戸時代にタイムスリップした脳外科医・仁が、限られた道具の中で命を救い、自分の「使命」を模索していく姿。帰る場所も頼る人もいない中で、自分が過去へ送られた意味を問う彼の姿に、今の自分をふと重ねてしまうことがあります。
私もhaloを立ち上げるにあたり、兵庫から大阪の泉大津へ拠点を移しました。多くのものを捨て、覚悟を決めてここに来たのは、「目指すべき道」がようやく見えてきたからです。先には、確かな光が見えています。
今回は、その光が見つかる前……まだ手探りだった学生時代の、少し「ダーク」なお話をさせてください。
🐾 「確かな光」を求めていた修行の日々
A級ライセンスコースに進んだものの、授業は週に1回。それ以外の日は現場で働こうと決めました。先生の紹介で、某ホームセンター内のペットショップで働き始めたのが、私のキャリアのスタートです。
そこではトリミングだけでなく、生体販売や掃除も任されました。並行してミニチュア・シュナウザーのブリーダーさんの下へも週1回通い、のちに私の愛犬となる「まさむね」とも出会うのですが……この話はまた今度。
当時の私は、社会経験もほぼない若造でした。技術も未熟で、わんこに怪我をさせてしまったり、扱いも今思えば未熟そのもの。それを自分の非と認めず、環境のせいにしたり……先輩トリマーさんとの関係も決して良いものではありませんでした。
消えそうな命の現場で
数ヶ月が経ち、トリミングに専念できるようになった頃、あの事件が起きました。
オーナーが連れてきたバーニーズ・マウンテン・ドッグの子犬。夜の間はバックヤードで、それぞれ段ボールに入れられて過ごす環境でした。今考えれば異常な光景ですが、当時の私は「これが当たり前なんだ」と疑問を持てずにいました。
その朝、出勤した私が見たのは……段ボールを越えてしまったバーニーズの子犬の下敷きになり、息を引き取っていたミニチュア・ダックスの子犬の姿でした。
命が、こんなに簡単に消えてしまう。昨日まであんなに元気だったのに。力なく横たわるその子を、オーナーが淡々と連れていく光景は、今も目に焼き付いて離れません。
改善を打診しましたが、指示は「段ボールを高くするだけ」。不信感を募らせた同僚も辞めていきました。私も「もうここでは続けられない」「生体販売には関わりたくない」という強い思いから、退職を選びました。
この経験が、今の僕を形作っています
あの時、もっと早く気づいてあげられたら。もっと強く言えていたら。
今でも悔やんでも、あの子は戻ってきません。
でも、この苦い経験があったからこそ、私は今の「命と心に徹底的に寄り添うトリミング」という使命に辿り着くことができました。
わんこを「モノ」としてではなく、感情のある「家族」として扱う。嫌いになる前に、環境に慣れるための準備を整える。それが、あの日守れなかった命への、私なりの贖罪であり、目指すべき「光」なのだと信じています。
少し暗い話になりましたが、実はこの後も、
決して明るくは語れない出来事が続いていくのです……。
つづく
