学校に通い始める編

さてさて、前回の続きです。

前回は確かシータが宿敵ムスカ大佐に連れ去られてしまうところまで話しましたっけ?

えっ? 違う?

あ、そうそう専門学校に行くために大阪へ旅立ったところまででしたね。

私が選んだのは大阪の中津にあるロイヤルグルーミング学院(今は移転してます)。

移転前の学校はお世辞にも大きくてきれいとは言えませんでしたが、

夢いっぱいの私には新鮮で輝いて見えたものです。(卒業後、じつは学校のサイトの「先輩からの言葉」みたいなページに載っけてくれてます。)

生徒は春と秋に応募しており、春の生徒たちは高校を卒業したばかり。

対して秋の生徒の年齢は私を含め、バラバラ。

おそらく40代のクラスメートも何人かいました。

その年代から夢を持って行動しようとした人達ですから、個性が溢れかえっている楽しいクラスでした。

学校で取得できる資格はJKCトリマーライセンスというもので、

・1年後にC級。

・2年後にB級。

・4年後にA級ライセンス

の受験資格を得られ、それぞれの筆記と実技のテストに合格する必要があります。

その当時私は、2年間通ってB級ライセンスの取得までを目標としていました(C級で卒業する方もいます)。

授業内容はほとんど実技なのですが、時々犬種ごとの講義や獣医師さんによる講義もありました。

モデルのわんこたちは一般の方に応募したり、ブリーダーさんからの依頼で来てくれています。

1年目は生徒4人くらいで1頭のわんこを担当し順番に練習させてもらうというものでした。

あの頃のモデルをしてくれたわんこたち・・・ほんとにありがとう!

朝からバイトをして学校に行き、休みの日にも一日中バイト・・・。

今思い出したらなんか苦労してんなと感じる日々を過ごしておりましたが、

めちゃくちゃ充実してたし若く体力のある当時はまったく苦とも思っていなかったように思います。

そんなこんなな青春を過ごした2年間はあっという間に過ぎていき、B級ライセンスの試験当日・・・。

寝すぎた・・・

アラームが鳴ったのかも定かでななく、無情にも針の音だけ鳴り続けていました。

その時まで皆勤で遅刻などしたこともなかったのになぜに試験日に?

私は自分自身を恨みました・・・ちょっとだけ。

試験の始まる直前に到着し、何とかお情けで受けさせてもらえたのですが、学校までの道中は全く記憶がございません。

大変な目にあいましたが(自分のせい)、何とか試験には合格! B級ライセンスを取得し、さぁ卒業だ!・・・と意気込んでおりました。

そんな矢先、友人が

「めらっちA級行かんのん? せっかくやったらA級までとったらええんちゃうん?」

・・・・・・確かに。

A級行こう。

次回に続く・・・。