未来のペットパートナーに伝えたい、わんことの幸せな関係
「共にわんこを育てる」トリミングサロン
大阪府泉大津市にあるとりみんぐ処haloの代表、米良です。
お店では飼い主様と色々なお話をさせて頂いています。
もちろんわんこについてのお話しが一番多いのですが、子供の話しなど、とりとめのないプライベートな話しだったりもします。
その会話の中で、
なるほど!
と納得したお話がありました。
飼い主様は自分が愛犬を迎えるまではわんこのことについてほとんど何も知らなかったそうなんですね。
いつかはわんこを迎えようと思っているけど・・・という感じでわんこについて調べることはあんまりなかったそうです。
けれど、出会いというのは突然あらわれるもので、娘さんがその子に一目惚れし、そのまま家族に迎えることになったそうです。
そこからは、わんこについて色々なサイトで調べて悩みながら育てていたそう。
迎えてからわかったことや、知っておかなければならないことがめちゃくちゃ多かったとおっしゃってました。
とても真面目で勉強家の飼い主様だからこそ、ちゃんとわんこのことで悩まれるのだと思います。
愛犬に対して愛情がないと調べませんもんね。
わんこを迎える方法としては、ブリーダーさん・ペットショップ・保護犬などがあげられますよね。
ブリーダーさんからであれば、生まれる日から逆算して、迎えるその日までに準備や勉強ができます。
意識が芽生えるので、わんこのことにアンテナが張られるんですね。
アンテナが張られると、普段の生活での行動が無意識のうちに変わります。
例えば、youtubeでわんこ関連の動画を見たり、たまたま本屋に立ち寄ったら犬の本が目に留まったり・・・。
ところが、ペットショップに行くと、いつ運命の出会いがあるか分かりません。
飼い主様のお話では、その場で購入を決断してしまう消費者心理のようなものが働いたと感じたそうです。
飼い主様の経験談でお話ししますが、ペットショップに行った時に娘さんが子犬に一目惚れしてしまったとのこと。
飼い主様自身もずっと欲しかったのもあるし、娘さんも大きくなったので迎えることにしたそうです。
子犬が可愛かったというのはもちろんなのですが、子犬はその日にたまたまペットショップに来たばかりで、まだあまり人の目に触れてなかったそうなんですね。
子犬に一目惚れした娘さんは気が気じゃなくなるわけです。
「早く迎えなきゃ、誰か違う人のところに・・・」
この子犬は世界に一頭しかいませんから、もう出会えない可能性もあるわけです。
「限定!」
と書かれるとなんだか欲しくなっちゃうのと同じ原理が働いてしまうのかもしれません。
なるほどなー!
ってなりましたね。
そりゃ、すぐ迎えちゃうよね。
私は現状のペットショップのあり方はあまり好きではありません。
気軽に迎えられる環境にはすべきではないですし、遺伝をしっかり考えたブリーディングを行っている業者のわんこたちを扱うべきです。
遺伝的に問題がある子を迎えると苦労するのは飼い主様ですから。
私たちペットに関わる仕事をしていれば常にアンテナを貼ってますので、色んな情報が耳に入ってきますし入手しようとしますが、一般の方々はそうではないですよね。
ですから、これは決して飼い主様の責任ではありません。
これは我々、業界にいる者たちが追う責任です。
わんこを迎える前からある程度の知識があれば、愛犬ともっと楽しくて豊かな生活ができるはずです。
そのために、いろんな媒体や活動で今の子どもたちに私達の知識を伝えていかなければならないと思っています。
将来のペットのパートナーである子どもたちがもっとわんこと楽しく幸せな世の中にしたいんです。
そしたら自ずとわんこが好きな人も増えると思うんですよね。
飼い主様のお話を聞いて、改めてペット業界の人間としての課題が認識できたように感じました。
少しずつ、一歩ずつ、次の世代へより良い社会をつなげて行けたらと願っています。
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