現状を変えたいなら捨てる覚悟も必要

ちょうどいいを一緒に考える。

みなさんこんにちは。大阪府泉大津市にある子犬からと高齢犬専門のとりみんぐ処haloの米良です。

みなさんお待たせ致しました!

今日は自己紹介の続きです。

え?

投稿から日数経ちすぎて覚えてない?

そんな時はアーカイブから見れます!

なんなら、もう一度最初から読みましょう!

たしか前回は働き方改革とは?と考えたくなる程、夜遅くまでトリマーチームで話し合う事になったところまででしたね。

しかし、何かを得るためには何かを犠牲にしなければならないのです。

何だかんだ言っても、現状って楽だったりするんですよね。慣れちゃってるから。

変わらなきゃって思ってるけどなかなか重い腰が上がらない。

だから、目的が必要なんです。

なんとなく変えたいなーじゃ動けません。

変わったあとの自分の将来を思い描くことが大切になってきます。

それがビジョンです。

進撃の巨人のアルミン・アルレルトはこんな事を言っています。

さすがアルミン。

進撃の巨人の世界では、人間は巨人に食べられたり殺されたりと蹂躙されています。

どうあっても勝てなそうな相手ですが、巨人を倒すという無謀に見える挑戦も、人間が巨人に恐れずに自由になる。という目的があるので命を投げ売ってでも主人公たちは戦うのです。

私たちトリマーも現状を変えるために、様々なことを取捨選択しなければならなかったのです。

その覚悟が必要でした。

まず、現状の何が問題なのか?

1.常に残業で帰るのが遅くなる。

2.休憩がほぼ取れない。

3.給料が低い。

4.忙しくてギスギスした空気になる。

5.余裕がなく犬にも人にも優しくなれない。

6.勉強する時間もないし、そもそも気力もわかない。

とまぁ、あげだしたらキリがなくなってしまうわけですが、改めて箇条書きにするとブラックにも程がありますね(笑)

スタッフが辞める条件が揃いすぎてますし、むしろ辞めさせたんか?っていう扱い方ですよね。

私はなぜ続けられたのしょうか・・・。

おそらく、自分でいうのもなんですが結構苦労してきたので、忍耐はあるんですよね(笑)

しかし、ほとんどの若い子が普通の人生を生きてます。(普通の人生に共感してあげられない私って・・・。)

ま、まぁそれは置いといてその現状を変えるために必要なことが料金の値上げです。

トリマーが犬に優しくできないって働く方もつらいですし、飼い主さまもそんなトリマーに任せたくないでしょ?

しかし、料金の単価が低いために多くのわんこを担当しなければお給料はもらえません。

結果、トリマーはまるでロボットのようにトリミングをこなさなければならないですし、犬を可愛がってあげられる時間もないわけです。

かなり焦りながらトリミングをするので、ケガなどのリスクも上がるわけです。

どんどん、病んでいくトリマーは最後には辞めてしまうわけですね。

他のサロンに就職ならまだ良いのですが、トリマーを辞めてしまう人も多くいます。

体感ではありますが、トリマーの離職率はめっちゃ高いと感じます。

だから、新人が多い割にはベテランが少ない所が多いです。

結果、後輩を育てることも難しいです。

それって困るのは飼い主さんとわんこじゃないですかね?

安心してトリミングに出したい飼い主さんに迷惑がかかるし、わんこは経験の少ないトリマーが一人で担当することも多くあります。

私たちはその負のスパイラルを断ち切るために料金を倍にし、担当するわんこを数を半分にしたのです。

時間に余裕が出ることによって、

・丁寧なトリミングができるようになった。

・わんこと遊ぶ時間や触れ合う時間もできるようになった。

・飼い主さまとの会話が多くなり、ご相談に真摯に向き合う事が出来るようになった。

そういうトリミングにしたら、不思議と飼い主さまの笑顔であふれるサロンになってました。

なぜかって?

わんこがトリマーを見て喜ぶようになったからです。

そして、犬が喜んでくれることでトリマーが笑顔になったからです。

以前とは打って変わってとてもいい雰囲気の職場になったんです。

けれど、それにはスタッフの努力もあったからです。

料金が高い分、努力して、接客や技術を磨かなければなければお客様は来てくれません。

一生懸命、自分を磨いてお客様に還元していきました。

今までの普通を変えるために行動をして色々なものを手放さなければいけませんでした。

もちろん痛みが伴いましたが、得られたものがより大切なものに変わっていったのです。

ってな感じでめっちゃスムーズに上手いこと言ったように書いてますが、なかなか売上もあげられず、めちゃくちゃ肩身のせまい時期もあったんです。

料金を下げろとか言われましたが、先輩の藤本さんは貫きましたね。

私は折れかけましたが、その時の経験から貫く事の大切さも知りました。

目指す方向は変えなくても、目指すための方法はいくらでもあるのだと思います。

諦めずに色々試す。

なんてカッコつけて今回は終わります。

では、また。

つづく。