カビ(真菌)~お肌トラブル~
ちょうどいいを一緒に考える。
みなさんこんにちは。とりみんぐ処haloの米良です。
べたべたするぅ~。
湿気がすごい・・・。
本格的な梅雨がやってきたようです。
こんなに湿気多かったですっけ?
去年も同じようなこと言ってたような気がするので、たぶんこんな感じだったのでしょう。
そして1か月後には「こんな暑かったっけ?」って言ってます。
たぶん。
なによりこう湿気が多いとカビがどんどん増殖しますよね。
お風呂場のタイルや洗面台にもすぐに黒いカビが発生してます。
今日も朝からカビハイターを浴びせてやりました。
では、せっかくカビの話が出ましたのでお肌トラブルの話でもしましょうか。
前述にあったようにカビはジメジメしたところが大好きですから、今の時期はカビにとっては最高の環境なわけです。
そんなカビですが、「真菌」と言われる菌類に分類され、人にも犬にも感染します。
人は水虫(皮膚糸状菌)、カンジタ症などが有名ですね。
犬は常在菌のマラセチア菌の増殖や、皮膚糸状菌症の感染です。
ただ、感染したからと言ってカビキラーをぶっかけてはいけませんよ!
この真菌の感染は免疫が正常で皮膚が清潔であればほとんどの場合、感染は免れます。
免疫が落ちている時(疲れている時・病気の時)などに体が抵抗できなくて真菌の繁殖を許してしまうわけです。
もしくはずっと体を洗ってないとかね・・・。
今の季節、お風呂に入らないのはちょっと怖いですよ。
わんこも一緒で、体を清潔に保っていなければ感染リスクは高くなるわけです。
ただ、皮膚アレルギーやアトピーがある場合はお肌のバリアが低下しているため防御が低くて感染しやすくなります。
マラセチア症で悩んでるわんこはアレルギーが関係している可能性もあります。
お肌の構造やバリア機能のことについても書きたいところですが、長くなるのでまた今度にしますね。
まぁ、とにかくけっこう真菌はやっかいで治りにくいです。
体の抵抗力や皮膚のバリア機能も改善しないことにはなかなかしぶといんです。
人の場合でも掻くのをやめられないくらいにかゆくなってしまいますから、わんこの場合は自分で舐めたり噛んだりしてさらに悪化しかねません。
抗真菌薬を使って治療していくことにはなると思いますが、大切なのはやはり清潔を保つこと。
わんこの場合は真菌用のシャンプーが処方されることもあります。
以前処方された薬用シャンプーが残っているから言って獣医師さんに聞かずに使うのはやめましょう。
細菌用のものであれば全く意味がないですし、皮脂を取りすぎるシャンプーもあります。
しっかり相談してくださいね。
あとは体の抵抗力をあげること。
栄養のあるものをしっかりと食べて、運動しよく眠ることです。
以前、私が皮膚セミナーを受講した時の講師が二日酔いでほとんど寝ずに仕事をしていたら水虫に感染したとおっしゃっていました。
酔いつぶれて友人宅に泊めてもらったときにバスマットから感染したようだとのことでした。
その友人は水虫だったということになりますね。
しかし、自分が健康で免疫力が高かったなら感染していなかったでしょうとのこと。
銭湯やサウナに行くときはなるべく免疫力を高くし、しっかり洗うようにしましょう(笑)