トリミングを楽しい場所にしてあげたい。
ちょうどいいを一緒に考える。
大阪府泉大津市にある子犬からと高齢犬専門店とりみんぐ処haloの米良です。
実は私は結構辛いものが好きなんですよ。
昨日、辛いペヤングを汗をかきながら食べてました。
ハーフだったのでそこまで辛くはないですが、美味しいです。
東京に言った時には蒙古タンメンのお店に妻と一緒に行ったくらい好きです。
しかしながら蒙古タンメン中本のカップラーメンは食べ過ぎて、辛さに慣れてきてしまっているのもまた事実・・・。
辛さに強いからといってなんの自慢にもならない上に、慣れてしまうと本末転倒だなと思う今日この頃です。
けど、なんであんなにヒーヒー言いながら食べるのが良いのか自分でもわかりません。
いい機会です。
良いところを探してみましょう!
ヒリヒリと痛む唇。
痺れる舌。
カプサイシンの刺激による咳。
滝のように流れる汗。
・・・。
やっぱり辛いのって最高ですよね!
さて、この前置きをなぜ書いたかと言うと、慣れるというところにつなげていきたかったからなんですね。
今、トリミングの練習をしているももちゃんという子がいるのですが、この子もまずは色々な事に慣れる事から始めています。
お預かり練習は2回目なので、トリマーの私には少し心を開いてくれたようです。
ももちゃんは警戒心が強めなので、何かをしようとするとすぐに察知して身構えます。
5歳なので、今までの経験がそうさせているのかもしれません。
成犬は基本的には受けていませんが、飼い主さまが頑張って通ってくださるのと私の想いなどを理解してくださったので、受けさせて頂きました。
頑張るのが私だけではうまくいかないので、飼い主さまのご協力が必ず必要です。
とにもかくにもももちゃんが私のことを信頼してくれなければ、何も始まりません。
とにかく怖いことはしないということを知ってもらいます。
側には来てくれているので、スキンシップやおやつで楽しい気持ちを覚えてもらいます。
しばらく、経った時にあらかじめ持っていた道具でレイキングという抜け毛を取ってあげるトリミングをしてみました。
この時も細心の注意が必要です。
こちらがなにかするよーって身構えると勘付かれるので、撫でながらさり気なく道具に切り替えたりなどしています。
一回怖くなっちゃうと、また慣れるまで更に時間がかかっちゃいますからね。
なんとかうまくいって、抜け毛もかなり取れました。
では、テーブルに乗ってみましょう。
テーブルの不快な出来事を覚えていたり、高さが怖いなどがあれば緊張で食べなくなることがあります。
果たしてどうでしょうか。
残念!
持ってきてくれた白菜は食べません。
遠い所を見つめて固まってます。
では、フードに替えてみましょう。
なんとか食べてくれました。
ホッと一安心。
ごほうびを食べない場合は慣れるのがかなり難しくなります。
ももちゃんにとって、フードを食べたい気持ちがテーブルの上の不快感や恐怖感を超えたようです。
ほとんどのわんこにとっては
「フード=嬉しい」
となっていることがほとんどなので、嬉しい気持ちを利用してテーブルに慣れていくという流れです。
シンクの中でも同様のことを行います。
しかし、先ほどテーブルでは食べてくれたフードも全く食べません。
シンクの方が緊張しているということになりますね。
最後には食べてはくれましたが、もう少し良い感情にするには時間がかかりそうです。
おそらく、ほとんどの飼い主さまがわんこのこういった状態をご存知ないかと思います。
大人しい子も実は緊張しているだけかもしれません。
どのように思われるかは人それぞれではありますが、私はもっとトリミングを楽にしてあげたいと思っています。
だから、子犬からのトリミング練習を推奨していますし、老犬を除いて、haloでは練習しなければトリミングをしないことにしてます。
ずっと通うトリミングだから、楽しく、負担なく、何より飼い主さまが安心して預けられるトリミングサロンでありたいのです。
そんなこんなで、ももちゃんには辛さに慣れ・・・じゃない。
トリミングに慣れてもらえるようがんばりますよ〜!
まとめた動画です。