みなさん、こんにちは。とりみんぐ処haloの米良です。
今回は、トイプードルの子犬、ここちゃんのトリミング準備レッスンの様子をご紹介します。
これまでは床やテーブルでの練習でしたが、いよいよ今回は「シンク(お風呂)」編!
シャンプーへの第一歩となる、とても大切なレッスンです。

▲ 今日のレッスンを終えた、びしょびしょのここちゃん(笑)どうしてこうなったのか、順を追ってご説明しますね!
🐾 まずは「場所」が大丈夫かチェック
トリミングサロンのシンクは、お家の床と違ってある程度の「高さ」があります。子犬にとって、急に高いところに乗せられるのは怖いもの。

いきなりお湯をかけるなんてことは絶対にしません。まずは、この「シンクという場所」が大丈夫かどうかをチェックしていきます。
本当に緊張している子や怖がっている子は、大好きなはずのおやつも食べられず、「ここから出してー!」と出たがります。


▲ 「ここはどこかな?」とクンクン匂い嗅ぎ
ここちゃんは、最初はクンクンと周りの匂いを嗅いで、念入りに安全チェックをしていました。そして、ごほうびのおやつを差し出してみると……

▲ パクッ!と食べてくれました。
しっかり食べてくれました!これで「極度の緊張はない」という指標になります。場所には慣れてくれたようなので、次のステップへ進みます。
🐾 行動分析学で考える「水への慣らし方」
ここから、少しずつ「お湯」を使っていきます。ここでも、いきなりシャワーを全身にかけるのはNGです。

▲ ホースの先からそーっとお湯を出して、足元だけを濡らします。
足元が濡れた時の反応を見ながら、同時にごほうびのおやつをあげていきます。

💡 もし「お風呂が怖い子」だったら?
ここちゃんは初めてのシンクでも平気でおやつを食べられましたが、もしすでにお風呂が怖くなっている子や、とても敏感な子の場合はどうするでしょうか。
そんな時に使うのが、犬の心理学(行動分析学)の「系統的脱感作(けいとうてき・だつかんさ)」という方法です。これは、「怖いと感じないくらいの小さな刺激から始めて、少しずつ慣らしていく」というアプローチです。
シャワーの音を聞くだけ、足先を1滴濡らすだけ……そこから始めて、同時に美味しいごほうびをあげて、少しずつ「怖い感情」を「嬉しい感情」に塗り替えていきます。
もちろん、ここちゃんのように初めて経験する子にも、この「小さな刺激+ごほうび」を丁寧に行うことはとても大切です。最初から「お湯=嫌なもの」ではなく、「お湯=美味しいおやつがもらえる嬉しい合図!」と、プラスの記憶としてインプットしてあげる(条件付けする)ことで、お風呂嫌いを予防できるんです。

▲ 怖がらずに上手にできたので、「えらいねー!」とたくさん褒めます。
🐾 お顔周りは「霧吹き」で小さな刺激から
足元のお湯に慣れてくれたら、次に取り出したるは……霧吹きです!
シャワーの「ジャーッ」という音や強い水流は、お顔などの敏感な場所には刺激が強すぎます。

▲ シュッ、シュッと小さな刺激を与えながら、ごほうびをパクッ!
霧吹きでやさしく、小さな刺激を与えながら、ここでもしっかりごほうびをあげていきます。ここちゃん、とっても上手にお顔周りも濡らさせてくれました。

▲ 冒頭のお写真。お顔も足元もびしょびしょになりましたが、表情は全然怖がっていませんね!
🐾 次回はドライヤー!無理は禁物です
さて、濡れた後は乾かさなければいけません。次は「ドライヤー」の練習です。
ですが、ドライヤーは大きな音が出ますし、風が当たる感覚や、ブラシの刺激も加わります。新しい刺激が一気に増えるので、絶対に無理は禁物です。
今日できることの、少し手前で褒めて終わるのがhalo流。
ここちゃんの集中力と体力も考えて、今日のシンク編のレッスンはここまで!
次回おたのしみにー!
