こんにちは。
大阪府泉大津市のドッグサロン「とりみんぐ処halo」の代表トリマー、米良匡史です。
新しい家族として子犬ちゃんを迎えられ、毎日の可愛いしぐさに癒やされていることと思います。
でも、一緒の生活が始まってしばらくすると、ふとこんな悩みが頭をよぎりませんか?
「そろそろニオイが気になってきたな…」
「ちょっと汚れてきたし、お家で一度シャンプーしてみようかな?」
そのお気持ち、とてもよく分かります。
「初めてのシャンプーは、飼い主の手でやってあげたい」という深い愛情からだと思います。
けれど、ちょっとだけ待ってください。
実は、初めてのシャンプーを「お家でやってみる」ことには、少し気をつけていただきたい落とし穴があるんです。
今日は、これからの長いトリミングライフを幸せなものにするために、ぜひ知っておいていただきたいことをお話ししますね。
落とし穴その1:思わぬ「もつれ」の原因に
お家シャンプーで一番多いトラブルが、被毛の「もつれ」です。
特にトイプードルちゃんなどのカットが必要な犬種は要注意。
洗った後にしっかりとブラシを通して、根元から乾かしてあげる必要があります。
これ、実はプロであるhaloでも非常に技術が必要な作業なんです。
片手でドライヤーを持ち、もう片手でわんこが動かないように優しく支えながら、ブラシをかけていく…。
想像しただけでも、少し難しそうですよね。
表面だけ乾いていても、根元が湿ったままだと、ほぼ確実に頑固なもつれや毛玉になってしまいます。
そして、次にお店でトリミングをお願いした時に、そのもつれを取るために、わんこに痛い思いをさせてしまうかもしれないのです。
落とし穴その2:「お風呂=怖いこと」という記憶
もう一つ、行動分析学(心理学)の視点からお伝えしたい大切なことがあります。
子犬ちゃんにとって、初めてのシャワーの音、体に当たるお湯の刺激、いつもと違う足元の感触は、とても大きな刺激です。
不安でモゾモゾと動いてしまう子犬ちゃんを前にすると、飼い主さまも焦ってしまいますよね。
「風邪をひかせないように早く終わらせなきゃ!」と、つい必死になってしまうお気持ちもよくわかります。
ですがその結果、無意識のうちに無理やり押さえつけて作業を完了させてしまうことがあります。
すると、わんこはこう学習してしまいます。
「お風呂の時間は、なんだか怖いし、無理やり押さえられる嫌な時間だ」と。
お家でシャンプーをするメリットは、正直にお伝えすると「少しお金が浮くこと」くらいかもしれません。
多少の汚れやニオイで、わんこの命に関わることはありません。
それよりも、「シャンプーやお手入れは怖くないよ」と教えてあげること。
これが、一生続くケアを考えた時にはずっとずっと大切なのです。
では、どうすればいいのでしょうか?
おすすめしたいのは、「トリミングに対して嫌な記憶がつく前に、プロと一緒に少しずつ慣れていくこと」です。
一般的に、トリミングサロンはワクチンが2〜3回終わってからではないと受け入れてもらえないことが多いです。
ですがhaloでは、動物病院での14年の経験を活かし、【ワクチン1回目】からのお受け入れを行っています。
なぜなら、子犬の時期は、色々なことを「これは安全なものだ」と学習できる、一生に一度の貴重な時期だからです。
haloでは、いきなり全身を洗ったりはしません。
まずは「トリミング準備レッスン」として、お店の匂いを嗅いでもらったり、スタッフの手からおやつを食べてもらったり。
わんこ自身の「大丈夫かも!」という心の成長に合わせて、ゆっくりと進めていきます。
