こんにちは!
とりみんぐ処haloの米良です。
「当サロンは、わんこに優しいトリミングをしています」
トリミングサロンを探していると、こんな言葉をよく見かけませんか?
でも、少し立ち止まって考えてみてください。
その「優しい」には、はっきりとした「根拠」があるでしょうか?
今日は、感情論だけではわんこの負担は決して減らせないという、少しだけ厳しい、でも一番大切なお話をさせてください。
1. 声のトーンを優しくしても、負担は減らない
「よしよし、いい子だね〜、怖くないよ〜」
優しく声をかけながら、嫌がるわんこをしっかり抱え込んでシャンプーをする。
これは、人間側が「優しく接しているつもり」になっているだけかもしれません。
わんこにとっての現実
どれだけ優しい声で話しかけられても、無理やり嫌なことをされていれば、心の中は「怖い」「逃げたい」というパニック状態です。
人間の感情としての「優しさ」だけでは、わんこが感じている恐怖やストレスを消すことはできないのです。
2. 本当の優しさは「科学」と「選択肢」
では、本当の優しさとは何でしょうか。
僕は、それは「根拠のあるアプローチ(科学)」と「引き算の選択肢」だと考えています。
① 根拠のあるアプローチ
心理学(行動分析学)を用いて、わんこが「どうすれば安心できるか」を仕組みとして作ること。小さなサインを見逃さず、「正の強化」で自信を育てていくことです。
② 引き算の選択肢
ひどい毛玉(もつれ)がある時、痛い思いをさせてまでブラッシングで綺麗にするのは、誰のための優しさでしょうか。
haloでは、わんこの負担を最優先し、時には「短くカットする」という引き算の選択をご提案します。これも、プロとしての責任ある優しさです。
3. なぜ、いきなりハサミを持たないのか
haloが「7日間の準備レッスン」を必須にしているのも、同じ理由です。
いきなりシャンプーやカットをすれば、お店の利益にはなります。
でも、それではわんこの心に「我慢の借金」が積み重なっていくだけです。
具体性と科学性を持たせる。
だからこそ、時間をかけてでも、場所や人に慣れるステップを踏む。
それが、10年後の笑顔に繋がる「根拠のある優しさ」だと信じています。
4. すべては、穏やかな時間を守るために
僕には、かつて「なめられたらあかん」と力で犬を抑え込み、噛まれてしまった過去があります。
未熟さゆえに、犬に無理をさせ、トリミングの未来を奪ってしまった。
その痛烈な後悔があるからこそ、感情論ではなく、本物の技術と知識でわんこと向き合うことを決めました。
家族の笑顔が続くように
トリミングが嫌になり、お店に行くのが辛くなる。
そんな悲しい連鎖を止め、ご家族の穏やかな空気を守りたい。
それが、とりみんぐ処haloの約束です。
これからも、わんこの気持ちにゆっくり歩幅を合わせながら、確かな根拠を持ってサポートさせていただきます。
